レポートTDB景気動向調査2024年10月(東北ブロック・概要)

2024/11/06
景気動向  アンケート

景気DI

前月比

今月の特徴

40.2

▲ 0.5

3カ月ぶりの悪化

概況

景気DI(40.2)は3カ月ぶりに悪化した。全体としてはなんとか40台を維持したものの、業界や規模、企業によって好不調の差が拡大している。特に、荷動きが好調なコメの生産業者や卸売業者のほか、人手不足などを背景とした人材派遣業者は全体を大きく上回って推移している反面、材料費高騰や需要低迷などから出版・印刷関係を中心とした製造業は落ち込みが大きい。企業規模によっても格差が拡大しており、引き続き先行きの見通しは厳しいとの声も多いことから、低調な推移が続くと思われる。

景気DI

景気DI(40.2)は前月比0.5ポイント減少し、3カ月ぶりに悪化した。『全国』(44.3)との格差は4.1ポイントで同0.2ポイント拡大した。県別では改善2県(「青森」「宮城」)、悪化4県(「岩手」「秋田」「山形」「福島」)となった。

規模別DI

「大企業」(45.5)が前月比1.6ポイント増加、「中小企業」(39.6)が同0.7ポイント減少した。「大企業」と「中小企業」の格差は5.9ポイントとなり、同2.3ポイント拡大した。

業界別DI

改善が『不動産』『運輸・倉庫』『農・林・水産』などの6業界、悪化は『サービス』『金融』『製造』などの4業界となった。『農・林・水産』(52.2)が最も高く、『小売』(34.1)が最も低かった。

先行き見通しDI

「3カ月後」は41.7(当月比1.5ポイント増)、「6カ月後」は41.8(同1.6ポイント増)、「1年後」は42.8(同2.6ポイント増)となり、前月と比較して3指標全てで悪化した。

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