景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
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38.0 | ▲ 0.8 | 2カ月連続の悪化 |
概況
景気DI(38.0)は前月比0.8ポイント減少し、2カ月連続で悪化した。『全国』(43.5)との比較では5.5ポイント下回った。都道府県別順位は前年同月42位から43位へ下落した。
景気DI
「大企業」(47.5)は前月比2.8ポイント増加したものの、「中小企業」(37.0)は同1.2ポイント減少し、「大企業」と「中小企業」の格差は10.5ポイントで同4.0ポイント拡大した。
規模別DI
改善が『運輸・倉庫』『不動産』『卸売』などの4業界、悪化は『金融』『サービス』『小売』などの6業界となった。『不動産』『運輸・倉庫』(各50.0)が最も高く、『農・林・水産』(25.0)が最も低かった。
業界別DI
「3カ月後」は40.8(当月比2.8ポイント増)、「6カ月後」は42.5(同4.5ポイント増)、「1年後」は43.7(同5.7ポイント増)となった。前月と比較して「3カ月後」を除く2指標で改善した。
先行き見通しDI
景気DI(38.0)は前月比0.8ポイント減少し、2カ月連続で40台を下回った。業界別では4業界で改善し、「2024年問題」で注目されている『運輸・倉庫』が改善していることから取り巻く環境が好転しつつあると推察される。一方、物価高が続き、一般消費者向けの『小売』や『サービス』などを含む6業界が悪化した。大企業と中小企業の格差が拡大しており、人手不足や物価上昇などの影響から、景気動向は一進一退で推移すると思われる。
「東北ブロック・宮城県(2024年5月)」の詳細