レポート茨城県社長出身大学分析(2019年)

社長の出身大学は「日本大学」がトップ ~若手社長の出身大学は地元大学が上位に入る~

2019/08/26
社長・後継者

はじめに

少子化が進む一方、大学進学率は上昇基調にあり国内大学の学生数は増加している。文部科学省によると、2019年度の大学(学部)進学率は53.3%と過去最高を記録。大学学生数も290万 9159人と前年度と比べ約1万8000人の増加となった。企業では、大卒社長の割合が増加するなか、最近では大学在学中や卒業後すぐに起業するケースなどもあり、大学を卒業したばかりの若い経営者の活躍も目立っている。

こうしたなか帝国データバンクは、2019年6月時点の企業概要データベース「COSMOS2」(約147万社収録)から茨城県内企業(個人、非営利、公益法人等除く)の社長出身大学データを抽出。3156人の出身大学をランキング形式で集計した。

調査結果

  1.   社長の出身大学上位30校を見ると、「日本大学」が461人で最多となった。次いで「明治大学」(149人)、「早稲田大学」(113人)、「中央大学」(99人)となった。「茨城大学」(81人)は6位、「筑波大学」(48人)は14位であった
  2.   年商規模別に見ると、「1億円未満」「1億~10億円未満」「10億~50億円未満」「50億~100億円未満」で「日本大学」がトップ。一方、「100億円以上」は「早稲田大学」が最多となった。年商規模別で上位にランクインした茨城県の大学は「茨城大学」1校のみであった
  3.   業歴別に見ると、「10年未満」を除く「10~30年未満」「30~50年未満」「50~100年未満」「100年以上」で「日本大学」が最多。「10年未満」は地元の「筑波大学」がトップとなった
  4.   年代別にみると、「40歳未満」では「筑波大学」が最多となり、「40代」から「70代」では「日本大学」、「80歳以上」では「明治大学」がトップ。「40歳未満」「40代」の若手社長は地元の大学が上位にランクインした
  5.   男女別に見ると、男性社長は「日本大学」、女性社長は「聖徳大学短期大学部」がトップ。男性社長は上位10校のうち茨城県内の大学は「茨城大学」1校だが、女性社長は県内の大学および短期大学が約半数を占めた
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