レポートTDB景気動向調査2020年9月(南関東ブロック・概要)

景気DI

前月比

今月の特徴

32.3

1.9

4カ月連続で改善

概況

『南関東』のDIは32.3となり、4カ月連続で改善。「東京」は6カ月ぶりに30台となった。新型コロナ新規感染者数は東京都を中心に引き続き高水準で推移するなか、飲食店が集中する1都3県においては、今後、年明けにかけてGo To Eatキャンペーンがどれだけ浸透し、各店舗やその取引先など周辺業界に売り上げ回復などの好材料をもたらすかがDI改善に繋がる大きなポイントとなるだろう。

景気DI

『南関東』のDIは前月から1.9pt増の32.3と、4カ月連続で改善。1都3県すべてが前月比で改善し、30台となった。改善幅が最も大きかったのは「千葉」(2.8pt)で、8月に唯一20台となっていた「東京」は6カ月ぶりに30台となった。全国10ブロック別の順位は5位で前月(4位)からダウン。

規模別DI

「大企業」34.0、「中小企業」31.9、「小規模企業」32.4となり、すべての規模において4カ月連続で前月比改善となった。すべての規模が30を超えたのは3月以来6カ月ぶり。規模間格差(大企業-中小企業)は2.1ptとなり、前月比で0.9pt縮小した。

業界別DI

10業界すべての業界で前月比改善となった。改善幅が大きかったのは、『不動産』の3.5pt、『運輸・倉庫』の2.6ptなどで、小さかったのは『建設』の0.8pt、『小売』の1.4ptなど。『製造』『卸売』『運輸・倉庫』が20台、他の7業界が30台となり、『金融』『不動産』『サービス』は5カ月連続の改善となった。

先行き見通しDI

「3カ月後」35.3(前月32.8)、「6カ月後」37.6(同34.5)、「1年後」42.0(同39.1)で、すべてにおいて前月比改善となった。「3カ月後」では『建設』、「6カ月後」では『農・林・水産』だけが40を上回っているが、「1年後」は、1都3県、10業界、規模別のすべてで40を上回っている。

「南関東ブロック(2020年9月)」の詳細