レポート神奈川県内の「新型コロナウイルス関連倒産」動向調査

11月は9件、県内最大のコロナ倒産発生 ~ オミクロン型に警戒感、12月も高水準続く見通し ~

2021/12/01
倒産・休廃業  BCP

調査結果

  1.   新型コロナ感染拡大の影響による11月の神奈川県内の倒産(法的整理または事業停止、負債1000万円未満も含む)は9件判明し、3カ月連続の前年同月比増加。集計開始の2020年3月からの累計は145件
  2.   負債総額(累計)は合計304億6800万円となり、1社あたりの平均負債額は2億1000万円。11月は県内過去最大のコロナ倒産が判明し<パン小売の(株)ベルベ(負債52億円)>、負債額を押し上げた。負債別(累計)では1億円未満が86件(構成比59.3%)を数え、中小・零細企業が全体の6割を占めた
  3.   業種別(累計)では、「小売業」が39件でトップ。以下、「サービス業」(37件)、「建設業」(21件)、「卸売業」(19件)の順。11月は「小売業」が3件でトップ、「建設業」「サービス業」「製造業」が各2件
  4.   地域別(累計)では、「横浜市」が66件(構成比45.5%)で最多。以下、「川崎市」(15件)、「相模原市」(13件)、「小田原市」「藤沢市」「大和市」(各7件)が続いた
  5.   今後については、足下の感染者数は減少しているものの、国内外で「オミクロン型」への警戒感が強まるなか、年末の資金需要が高まり、例年倒産が増える時期でもある12月も「コロナ倒産」は高水準が続く見通し
詳細はPDFをご確認ください

Contact Usお問い合わせ先

担当部署

お問い合わせ先 株式会社帝国データバンク 横浜支店情報部 TEL:045-641-0380 FAX:045-641-2555