景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
---|---|---|
37.8 | -1.1 | 2カ月ぶりに悪化 |
概況
企業からは、「大雪や寒波で除雪用や暖房用燃料の出荷が前年超え」(小売、小規模企業)、「豪雪で多数の業種で多忙」(建設、小規模企業)など、季節的要因による改善の声がある一方で、「寒波・大雪が災害レベルとなり、除雪費、暖房費が増加」(小売、大企業)、「物価高騰や大雪で消費が落ち込んでいる」(卸売、中小企業)、さらに「ゼロゼロ融資の返済に苦しんでいる」(製造、小規模企業)と厳しい声が多くみられる。また、米国の関税措置を懸念する声もあり、県内の景気DIは一進一退の状況が続くと思われる。
景気DI
「山形」の景気DIは前月比1.1ポイント低下して37.8となり、2カ月ぶりに悪化した。『東北』は同0.3ポイント低下の38.6で3カ月連続で悪化、『全国』も同0.1ポイント低下の43.5で2カ月連続で悪化した。『東北』では、「福島」以外はDI40を下回り、全体的に低調となった。
規模別DI
「大企業」は前月比1.7ポイント悪化して38.9、「中小企業」は同1.0ポイント悪化して37.7、「小規模企業」は同1.5ポイント悪化して38.9となり、全ての規模別DIで2カ月ぶりに悪化を示した。
業界別DI
業界別では、『サービス』のみ前月比改善を示し、『農・林・水産』が同横ばいとなった。この2業界以外の『金融』『建設』『不動産』『製造』『卸売』『小売』『運輸・倉庫』の7業界は前月比悪化した。そのうち、『建設』『不動産』『製造』『卸売』『小売』『運輸・倉庫』のDIは40を下回った。
先行き見通しDI
「3カ月後」は前月比0.1ポイント改善して41.9、「6カ月後」は同0.3ポイント悪化の43.2、「1年後」は同0.3ポイント悪化の43.7を示した。「山形」の先行き見通しDIは、3指標すべてで改善した前月から一転し、「3カ月後」以外は前月から悪化した。