景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
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44.4 | ▲ 0.9 | 4カ月連続で悪化 |
概況
「京都」の景気DIは4カ月連続で悪化、業界別では『建設』『不動産』『製造』『小売』が悪化した。「半導体関連の生産調整が大きい、米中貿易戦争の影響が出ている」(製造)など製造業のコメントが増加している。先行き見通しDIは、3指標で悪化、人手不足や原材料・資材の高騰、消費税増税による反動減などが懸念され、1年後は42.6と落ち込んでいる。インバウンド需要は好調であるが、米中貿易摩擦などの影響から中国を中心に設備投資需要が低下し半導体関連などが伸び悩んでおり、京都経済に与える影響に注意が必要である。
景気DI
「京都」の景気DIは前月比0.9ポイント減の44.4となり、4カ月連続で悪化、11カ月連続で50を下回った。また、『全国』(46.9)より2.5ポイント低く、11カ月連続で全国を下回った。4カ月連続で悪化したのは、2015年7月以来44カ月ぶりで、都道府県別順位では34位(前月30位)となった。
規模別DI
「大企業」(43.1)、「中小企業」(44.7)は4カ月連続で悪化した。「大企業」と「中小企業」の規模間格差は▲1.6(前月▲1.6)と横ばいであったが、6カ月連続で「中小企業」が「大企業」を上回った。
業界別DI
9業界中4業界で改善したものの『建設』(57.2、前月59.5)、『不動産』(50.0、同75.0)、『製造』(40.9、同45.6)、『小売』(35.4、同37.0)の4業界が悪化した。『製造』は、2015年11月以来40カ月ぶりに41を下回った。
先行き見通しDI
3カ月後46.3(前月47.1)、6カ月後45.3(同46.0)、1年後42.6(同43.4)と3指標で悪化。『運輸・倉庫』『サービス』は3指標で改善したが、『不動産』『製造』『卸売』は3指標で悪化、『建設』『小売』は2指標で悪化した。「大企業」は2指標で改善したが、「中小企業」は3指標で悪化した。