景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
---|---|---|
40.5 | 0.4 | 2カ月ぶりに改善 |
概況
「山梨」の景気DIは2カ月ぶりに改善した。企業からは「公共建設事業の事業量が増加している」(建設)、「レジャー需要は台風の影響で激減したが、インバウンド需要は前年を上回っている」(サービス)などの声が聞かれた。一方、「半導体製造装置関係や産業機械関係は受注量が減少したまま」(製造)、「消費税増税と台風の影響で客足が伸びず大幅減となった」(卸売)との声もあった。2カ月ぶりに改善したものの、若干の改善にとどまり、消費税増税および台風19号の影響を懸念する声が各業界で聞かれ、一進一退が続くと思われる。
景気DI
「山梨」の景気DIは40.5で、前月比0.4ポイント改善した。全国は同1.1ポイント悪化して43.9となり、「山梨」は全国を3.4ポイント下回っている。「山梨」の全国順位は前月の46位から42位に上がった。
規模別DI
「大企業」は前月比2.3ポイント増の46.7、「中小企業」は同0.1ポイント増の39.6、「小規模企業」は同3.9ポイント増の41.4となった。「大企業」と「中小企業」との規模間格差は「大企業」が大きく改善したため、前月より2.2ポイント拡大して7.1ポイント差となった。
業界別DI
前月と比較可能な7業界中、『建設』『製造』の2業界が改善、『不動産』『運輸・倉庫』の2業界が横ばい、『卸売』『小売』『サービス』の3業界が悪化した。3業界とも消費税増税の影響により悪化しており、特に『小売』は前月比11.9ポイント(前月50.0)も悪化し、判断の分かれ目となる50を下回っている。
先行き見通しDI
3カ月後43.3(前月41.2)、6カ月後43.1(同42.3)、1年後41.7(同43.8)となり、前月と比べ1年後は悪化している。3指標とも50以上となっているのは『不動産』の1業界のみである。全国(45.2 44.7 43.9)との比較では、3指標とも「山梨」が下回っている。