レポート

TDB景気動向調査2026年9月(北海道ブロック:道東・日胆)

■北海道ブロック

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

43.1

横ばい

改善傾向が一服

・概況

『北海道』の景気DIは、前月比横ばいとなった。企業からは「週末だけではなく平日も埋まるのはありがたい」(旅館・ホテル)、「人手不足、原油高等により良い状況ではないが、仕事量だけはあるように思われる」(建設)といった声が聞かれる。「仕入価格の上昇により苦戦。特に販売に関してはお客さまが『買わない』のではなく『買えない』状況になっているため当面は苦戦が続く見込み」(機械・器具卸売)といった声も聞かれるなど、懸念材料が複合的に重なるなかで、北海道の景況感は今後も横ばい圏での推移が続くとみられる。

・景気DI

『北海道』の景気DIは、前月比横ばいの43.1となった。全国(44.6)も同横ばいとなり、格差(北海道-全国)は▲1.5のまま。道内では「道東」が前月比0.2pt増の40.8、「日胆」は同2.2pt増の45.1となった。

・規模別DI

「大企業」は前月比0.5pt減の43.5となり、2カ月連続で悪化した。一方、「中小企業」は同0.2pt増の43.1となり5カ月連続で改善。そのうち「小規模企業」は同0.7pt減の42.1となり2カ月ぶりに悪化した。

・業界別DI

『その他』を除く9業界中5業界で悪化した。『製造』は前月比1.5pt減の42.2、『小売』は同1.1pt減の39.0、『サービス』は同2.1pt減の43.9となり、いずれも4カ月ぶりに悪化。一方、『建設』は同1.1pt増の46.4となり、2カ月連続で改善した。

・先行き見通しDI

「3カ月後」43.7(前月43.9)、「6カ月後」42.4(同42.6)、「1年後」43.2(同43.8)となり、全ての指標で悪化した。業界別(『その他』を除く)では、全ての指標で『運輸・倉庫』が最も高い水準となった。

■道東版

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

40.8

0.2

2カ月連続の僅かな改善(道東)

・概況

企業からは「何もかも値上がりで、売り上げたものが全部飛ぶ」(農・林・水産)、「輸入資材と運賃コストが上がり、顧客の離農が進んでいる」(卸売)、「インフレにより設備投資の需要が減少している」(建設)と厳しい声が並ぶ。景気DIは2カ月連続で改善したものの、上昇幅は僅かにとどまり、9業界中6業界が悪化した。物価高や人手不足、金利上昇が企業活動の重荷となるなか、先行き見通しDIも全指標で悪化しており、「道東」の景況感は今後の動向を注意深く見極めていく必要があろう。

・景気DI

2026年9月の「道東」の景気DIは40.8となり、前月(40.6)から0.2ポイント改善した。『北海道』(43.1)との差(道東-北海道)は▲2.3となり前月から0.2ポイント縮小したものの、『全国』(44.6)との差(道東-全国)は▲3.8で、依然として全国を下回った。

・規模別DI

「大企業」は42.2(前月比3.7ポイント増)と改善した。一方、「中小企業」は40.6(同0.3ポイント減)と悪化したものの、うち「小規模企業」は41.5(同1.3ポイント増)と改善した。規模間格差(大企業-中小企業)は1.6となった。

・業界別DI

9業界中、『建設』『不動産』『運輸・倉庫』の3業界が改善し、残りの6業界は悪化した。景気判断の分かれ目となる50以上となった業界はなかった。

・先行き見通しDI

「3カ月後」は41.0(前月41.6)、「6カ月後」は39.3(同40.5)、「1年後」は39.3(同41.1)となり、いずれも悪化した。『北海道』『全国』との比較では、「3カ月後」「6カ月後」「1年後」のいずれも下回った。

■日胆版

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

45.1

2.2

2カ月ぶりに改善(日胆)

・概況

「日胆」の景気DIは2カ月ぶりに改善した。半導体工場やデータセンターの進出を背景とした建設需要などが景気を下支えする一方で、企業からは「飼料代が再び上昇に転じ最高額を更新しそう」(農・林・水産)、「(景況感が悪い要因として)葬儀需要の減少傾向と、物価高騰による高齢世代の花きへの支出の減少」(専門商品小売)といった声が聞かれる。物価高や人手不足などへの警戒感は根強く、「日胆」の今後の景況感は引き続き一進一退の状況が続くとみられる。

・景気DI

2026年9月の「日胆」の景気DIは、前月比2.2pt増の45.1となり、2カ月ぶりに改善した。『全国』(44.6)との格差(日胆-全国)は0.5となり、2カ月ぶりに日胆が全国を上回った。

・規模別DI

「大企業」は前月比横ばいの50.0となった。「中小企業」は同2.5pt増の44.8で3カ月連続の改善となった一方で、そのうちの「小規模企業」は同4.3pt減の44.0と3カ月ぶりに悪化した。

・業界別DI

業界別では3業界が改善した。『製造』は前月比9.5pt増の57.4となり、2カ月ぶりに改善し、景気判断の分かれ目となる50を上回った。一方で、『サービス』は同2.8pt減の38.9となり、3カ月連続で悪化した。

・先行き見通しDI

「3カ月後」42.2(前月44.6)、「6カ月後」41.7(同44.6)、「1年後」42.2(同46.4)となり、全ての指標で悪化した。業界別では『製造』がすべての指標で50を上回る水準を示した。

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