レポート

TDB景気動向調査2026年2月(北海道ブロック:道東・日胆)

■北海道ブロック

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

42.2

0.4

2カ月ぶりに改善

・概況

『北海道』の景気DIは、2カ月ぶりに改善した。企業からは「年度末の追い込み工事でいまだ忙しい建設現場がある」(建設)といった声が聞かれる一方、「メーカーからの製品仕入れ価格が上がっており、販売価格を値上げしようとするもユーザーからは高すぎて買えないとの反応が続いている」(機械・器具卸売)といった声も寄せられる。先行きの見通しでは高市政権に期待する声があがる一方、中東情勢など先行きの不透明感が増しており、今後の景況感は引き続き一進一退で推移するとみられる。

・景気DI

『北海道』の景気DIは、前月比0.4pt増の42.2となり、2カ月ぶりに改善した。全国(44.3)との格差(北海道-全国)は▲2.1で、前月からわずかだが0.1pt拡大した。道内では「道東」が前月比1.3pt増の40.1、「日胆」は同0.8pt増の42.7となった。

・規模別DI

「大企業」は前月比1.1pt増の45.5となり3カ月連続で改善した。「中小企業」は同0.2pt増の41.6となり2カ月ぶりに改善したが、そのうち「小規模企業」は同0.6pt減の41.7となり3カ月連続で悪化。規模間格差(大企業-中小企業)は3.9となり前月から0.9pt拡大した。

・業界別DI

『その他』を除く9業界中3業界が改善した。『サービス』は前月比3.0pt増の44.0となり2カ月ぶりに改善。『小売』(41.2)と『建設』(44.6)も2カ月ぶりに改善した。一方、『不動産』(45.6)、『卸売』(38.0)、『運輸・倉庫』(43.2)は2カ月連続で悪化した。

・先行き見通しDI

「3カ月後」45.3(前月44.1)、「6カ月後」46.2(同45.3)、「1年後」45.2(同44.3)となり、全ての指標で改善した。業界別(『その他』を除く)の「3カ月後」では『建設』の48.9が最も高い水準となった。

■道東版

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

40.1

1.3

2カ月ぶりに改善(道東)

・概況

企業からは「公共投資が堅調」(小売)、「地元選手出場の五輪効果、国の商品券事業」(製造)、「選挙の結果、高市政権の圧勝で建設業者は安堵している」(建設)などの一方で、「北海道北見市の財政難による影響」(建設)、「水揚げの低迷により、浜に元気がない」(農・林・水産)といった厳しい声が多く確認される。高市政権の経済政策には一定の期待感がみられるものの、人材不足や物価高、利上げ局面といった不安材料も多く、先行きは依然不透明である。このため、道東の景況感は当面、一進一退の推移が続くと見込まれる。

・景気DI

2026年2月の「道東」の景気DIは40.1となり、前月(38.8)から1.3ポイント改善した。『北海道』(42.2)との差(道東-北海道)は▲2.1と前月より縮小し、『全国』(44.3)との差(道東-全国)は▲4.2となった。

・規模別DI

「大企業」は40.3(前月比2.1ポイント減)と悪化した。一方で「中小企業」は40.0(同1.6ポイント増)、「小規模企業」は41.5(同2.7ポイント増)となり、ともに改善した。規模間格差(大企業-中小企業)は0.3ポイントにまで縮んだ。

・業界別DI

9業界中、改善は5業界で、『金融』(44.4)、『小売』(43.1) 、『サービス』(38.9) 、『建設』(38.2)、『卸売』(37.8)が前月を上回った。悪化は2業界、横ばいも2業界で、景気判断の分かれ目となる 50 以上となったのは 『農・林・水産』 のみであった。

・先行き見通しDI

「3カ月後」は42.8(前月42.0)、「6カ月後」は43.9(同42.5)、「1年後」は42.4(同41.1)となり、いずれも改善した。『北海道』『全国』との比較では、「3カ月後」「6カ月後」「1年後」のいずれも下回った。

■日胆版

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

42.7

0.8

4カ月ぶりに改善(日胆)

・概況

「日胆」の景気DIは4カ月ぶりに改善した。企業からは「顧客の設備投資案件は多くあるものの、予定時期の延期が続いており、本当に実施するのか不透明」(建設)、「商品の海外相場があり、為替に左右される」(再生資源卸売)といった声が寄せられる。また、「多くの人の可処分所得が減少している状況が改善されない限りは景気は上向かないと思われる」(専門商品小売)といった声も聞かれるなか、日胆の景況感は今後も一進一退の推移が予想される。

・景気DI

2026年2月の「日胆」の景気DIは、前月比0.8pt増の42.7となり、4カ月ぶりに改善した。『全国』(44.3)との格差(日胆-全国)は▲1.6となり、前月から0.3pt縮小した。『北海道』(42.2)との比較では日胆が0.5pt上回った。

・規模別DI

「大企業」は前月比横ばいの50.0で景気判断の分かれ目となる50以上の水準を維持した。「中小企業」は同1.2pt増の42.0となり4カ月ぶりに改善。一方、そのうち「小規模企業」は同0.7pt減の41.0となり、4カ月連続で悪化した。

・業界別DI

業界別では『卸売』が前月比7.7pt増の44.4となり4カ月ぶりに改善した。一方、『小売』は同1.5pt減の38.1となり4カ月連続で悪化。『製造』は同0.6pt減の44.4となり2カ月ぶりに悪化した。そのほかの業界はいずれも横ばいとなった。

・先行き見通しDI

「3カ月後」45.8(前月44.9)、「6カ月後」46.4(同46.5)、「1年後」44.8(同46.5)となり、「3カ月後」が改善し、他の2指標は悪化した。業界別の「6カ月後」では『農・林・水産』『建設』『小売』が50以上の水準を示す。

「北海道ブロック(2026年2月)」の詳細(北海道・道東・日胆)