レポートTDB景気動向調査2024年10月(近畿ブロック・和歌山県)

2024/11/06
景気動向  アンケート

景気DI

前月比

今月の特徴

43.4

3.2

2カ月ぶりに改善

概況

「和歌山」は43.4と前月比3.2ポイント改善した。2カ月ぶりに改善したものの、1カ月ごとに改善と悪化を繰り返しており、景況感にやや安定感を欠いている。「大企業」は当月も先行き見通しも50台を維持しており、比較的堅調さが感じられるが、「中小企業」との格差は10ポイント以上開いており、規模による景況感に差が出ている。業界別では『小売』が同10ポイント増と大幅改善し、全体を押し上げたほか、『サービス』『運輸・倉庫』『建設』なども改善した。このまま持ち直し基調となるかどうか、注視が必要であろう。

景気DI

「和歌山」は前月比3.2ポイント増の43.4と2カ月ぶりに改善した。ただ、『全国』(44.3)、『近畿』(43.8)の水準には依然として届いておらず、悪化と改善の一進一退の状況が続いている。 

規模別DI

「大企業」は前月比4.5ポイント増の54.5、「中小企業」が同2.5ポイント増の41.8、「小規模企業」が同3.0ポイント増の41.1だった。すべての規模で、前月比改善したものの、「大企業」と「中小企業」の規模間格差は12.7ポイントとなっており、景況感の差が広がっている。

業界別DI

『卸売』(37.8)は前月比悪化したが、 『サービス』(47.1)、『小売』(46.7)、 『運輸・倉庫』(45.8)、『建設』(45.6)、『製造』(38.4)の4業界は改善した。とりわけ、『小売』は前月比10.0ポイント増と大幅に改善した。

先行き見通しDI

3カ月後が46.2(前月42.9 )、6カ月後が48.3(同43.5 )、1年後が46.4(同43.9 )といずれの見通しも前月から改善した。「中小企業」は3指標全てで40台だったが、 「大企業」は3指標全てで50台を維持し、全体を押し上げた。

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