レポートコンプライアンス違反企業の倒産動向調査(神奈川県)

コンプラ違反倒産、高水準で推移   ~大型倒産も複数発生~

2024/09/30

近年、中古車販売の旧ビッグモーターや複数の自動車メーカーにおける不正問題、世紀の大粉飾と言われ金融機関を震撼させた堀正工業の破産事件など、企業のコンプライアンス違反が注目を集めている。

帝国データバンクでは、売り上げの架空計上や融通手形などの「粉飾」をはじめ、法律違反に伴い行政処分を受けるなどの「業法違反」、所得・資産の隠蔽などの「脱税」のほか、コンプライアンス違反が取材により判明した企業の倒産を「コンプライアンス違反倒産(以下、コンプラ違反倒産)」と定義。神奈川県内における、2024 年8 月迄の同倒産(法的整理のみ、負債1000 万円以上)について分析した。

まとめ


神奈川県の倒産件数は8 月までの累計で349 件に達し、増加傾向が顕著となった昨年(8 月までの累計339 件)を上回るペースで推移している。こうしたなか、全国的にも増加傾向にあるコンプライアンス違反に端を発した倒産は、県内でも高水準で発生している。

コンプライアンス違反に対する社会の目は厳しく、ささいな違反でも信用が大きく失墜する事態になりかねず、企業経営者にはあらためて法令順守による健全経営の意識が求められている。

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20240930_コンプライアンス違反企業の倒産動向調査(神奈川県)

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