レポート2024年度の雇用動向に関する道内企業の意識調査

正社員の採用予定、3年連続して増加 ~ 非正社員の採用予定も3年連続して増加 ~

2024/04/25
雇用・人材  アンケート

はじめに

2023年の平均有効求人倍率は、社会・経済活動が新型コロナ禍から回復したことにともない、前年(1.28倍)から0.03ポイント増の1.31倍と2年連続で上昇した。原材料価格の高騰などの影響もありコロナ前(2019年、1.60倍)に比べると十分に回復している状態とはいえないが、大きな落ち込みもなく推移している。
帝国データバンクが実施した調査では、2024年2月における人手不足企業の割合は「正社員」が18カ月連続で5割、非正社員は3割と、いずれも高水準で推移している。物価の上昇と人手不足の状況がさらに長期化すれば、企業は厳しい判断を迫られることになろう。
そこで、帝国データバンク札幌支店は、2024年度の雇用動向(採用)に関する道内企業の意識について調査を実施した。本調査は、TDB景気動向調査2024年2月調査とともに行った。

■調査期間は2024年2月15日~2月29日、調査対象は道内1,151社で、有効回答企業数は511社(回答率44.4%)

調査結果

  1.   2024年度、正社員の採用予定がある企業は64.6%、3年連続で増加したものの採用人数が減少する企業が3.9ポイント増の10.6%で前年度までの勢いが鈍化
  2.   非正社員の採用予定がある企業は48.1%で3年連続して増加
  3.   4割近くの企業で「女性」や「外国人」など多様な人材の採用を強化予定
詳細はPDFをご確認ください

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