レポート

TDB景気動向調査2023年1月(九州ブロック・佐賀県)

景気DI

前月比

今月の特徴

43.4

▲ 3.2

4カ月ぶりに悪化

概況

「佐賀」の景気DIは43.4と前月比で3.2ポイントの大幅悪化となった。各種値上げが資材や商品在庫の滞留につながり、荷動きが鈍化してきている。十分な価格転嫁には至らず、既に収益が悪化してきている企業も少なくない。先行きとして、更なる値上げ、円安動向、エネルギー高に加え、賃上げや増税への懸念など、企業経営の厳しさが増していることから、当面は改善の余地は少ない状況が続きそうである。

景気DI

「佐賀」の景気DIは43.4と前月から3.2ポイントの大幅ダウンとなった。資材高騰、不十分な価格転嫁、消費動向の減衰が主な要因となり、4カ月ぶりに悪化した。『九州』は44.0で前月比0.8ポイント減、『全国』は42.1で同0.9ポイント減で、「佐賀」の都道府県別順位は前月の4位から12位に後退した。

規模別DI

「大企業」は48.7で前月より2.9ポイント改善、「中小企業」は42.2で前月比4.5ポイント悪化した。「小規模企業」は38.0で同5.5ポイントの大幅悪化で厳しい「中小企業」の経営状況が見受けられる。「大企業」と「中小企業」の規模間格差は6.5ポイントで、前月比7.4ポイントの大幅な拡大となった。

業界別DI

『建設』はSAGA2024国スポ関連および災害関連の公共工事が多く、堅調な推移となっているが、『製造』『卸売』『小売』では価格転嫁が追いかない上、市場の在庫過剰感が影響している。また、荷動きの鈍化から『運輸・倉庫』も反転して悪化しており、各業界で厳しい経営環境となっている。

先行き見通しDI

「3カ月後」は45.5(前月47.3)、「6カ月後」は44.8(同45.1)、「1年後」は45.3(同45.1)で、1年後には「良くなっていて欲しい」という希望的観測での回答が多数みられたが、値上げの影響および消費鈍化、また増税への不安で先行き不透明感が増してきている。

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