景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
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42.6 | -0.4 | 3カ月連続で悪化 |
概況
『中国』の景気DIは3カ月連続で悪化した。生産や消費の影響を受ける『卸売』は6カ月ぶりに前月を下回り、悪化幅は2022年2月以降で最大となった。『小売』は入学や入社時期を控えて回復したが、40台にとどまった。競争激化に加え、案件不足の声が聞かれる『建設』は業界別で、悪化幅が最も大きかった。インバウンド需要に支えられる『サービス』は業界別で最も高かったが、2カ月連続で50を下回った。トランプ政権の誕生以降、不確実性が高まり続け、先行き見通しDIは3指標が3カ月連続で悪化し、不透明感が強まっている。
景気DI
『中国』の景気DIは前月比0.4ポイント減の42.6となり、3カ月連続で悪化した。45を下回るのは19カ月連続。「島根」を除く4県が悪化した。「全国」(43.5)より0.9ポイント低く、「全国」を3カ月連続で下回った。全国10ブロック別の順位は、前月から横ばいの5位となった。
規模別DI
「大企業」は前月比1.3ポイント減の45.1となり、2カ月連続で悪化した。「中小企業」は0.2ポイント減の42.3で、3カ月連続で悪化した。うち「小規模企業」は0.2ポイント増の39.9となり、3カ月ぶりに改善した。格差は縮小したが、「大企業」が「中小企業」を横ばいを挟み24カ月連続で上回った。
業界別DI
4業界が改善、3業界が悪化、3業界が横ばいとなった。『建設』『卸売』の悪化幅は大きく、『卸売』は前月比2.5ポイント減の41.8となり、6カ月ぶりに悪化した。『建設』は2.7ポイント減の40.6となり、40割れに近づいた。『サービス』は業界別で最も高かったが、2カ月連続で悪化し50を下回った。
先行き見通しDI
「3カ月後」は前月比1.1ポイント減の44.5で、3カ月連続で悪化した。「6カ月後」は0.9ポイント減の44.8で、3カ月連続で悪化した。「1年後」は0.4ポイント減の45.6で、3カ月連続で悪化した。3カ月連続で3指標がそろって悪化した。前年同月と比べても3カ月連続で3指標がそろって悪化した。