レポートTDB景気動向調査2025年02月(四国ブロック・香川県)

2025/03/05
景気動向  アンケート

景気DI

前月比

今月の特徴

43.3

1.2

3カ月ぶりに改善

概況

「香川」の景気DIは、3カ月ぶりに改善した。企業からは「大規模なコンサートや瀬戸芸があり波及効果が期待できる」(サービス)や「オフシーズンにもかかわらずインバウンド客が安定している」(建設)などの声があった一方、「原材料費や人件費の上昇等で飲食店の経営が厳しい」(卸売)や「2024年問題でドライバー人口が減少している」(運輸・倉庫)などの声がある。先行きに対する期待感が窺えるも、業界間の格差が見られることや価格転嫁の不十分さを懸念する声が多く、景気DIは一進一退での推移が続くと思われる。

景気DI

主要7業界では、『建設』『卸売』が改善、『不動産』『製造』『小売』『運輸・倉庫』が悪化、『サービス』が横ばい。『建設』が8カ月ぶりに50台となった一方、『不動産』が12カ月ぶり、『小売』は5カ月連続でそれぞれ40割れとなり、業界間の格差がより鮮明になっている。

規模別DI

「大企業」は前月比1.4ポイント減の44.4で2カ月ぶりの悪化、「中小企業」は同1.6ポイント増の43.1で4カ月ぶりの改善、「小規模企業」は同2.0ポイント増の44.6となり、2カ月連続で改善した。4カ月連続で「大企業」が「中小企業」を上回ったものの、格差は3.0ポイント縮小した。

業界別DI

主要7業界では、『建設』『卸売』が改善、『不動産』『製造』『小売』『運輸・倉庫』が悪化、『サービス』が横ばい。『建設』が8カ月ぶりに50台となった一方、『不動産』が12カ月ぶり、『小売』は5カ月連続でそれぞれ40割れとなり、業界間の格差がより鮮明になっている。

先行き見通しDI

「3カ月後」は44.7(前月42.1)、「6カ月後」は44.9(同43.2)、「1年後」は45.7(同44.8)となり、5カ月ぶりに3指標が揃って改善した。先に進むほど改善しているが、前年同月との比較では「3カ月後」「6カ月後」が3カ月ぶりに改善しており、先行きに対する期待感が窺えつつある。

「四国ブロック・香川県(2025年02月)」の詳細