レポート【IPO企業に聞く】(株)エアークローゼット インタビュー

~“ファッションレンタル”サブスクリプションサービスの市場確立に止まらず、文化としての定着を図る~

2023/04/27
注目企業  繊維・アパレル  サービス  インタビュー

ようやく出口が見えてきたコロナ禍だが、その渦中の3年間に大きな打撃を受けた業界の代表格として挙げられるのがアパレル業界。そんなアパレル業界に属しながらも(株)エアークローゼットは、設立から堅調に業績を伸ばし続けている。

“ファッションレンタル”と呼ばれる当社の事業は、従来の貸衣裳とは一線を画しており、プロのスタイリストが、顧客それぞれに似合うようにコーディネートした「普段着」を月額制でレンタルするもの。「第4回 日本サービス大賞 内閣総理大臣賞」を受賞した、注目のビジネスモデルだ。

そんな同社が、その事業の普及とさらなる拡大を目的に2022年7月に東証グロースへ上場した。

同社代表取締役社長 兼 CEO の天沼 聰氏に、上場までの経緯や取り組み、今後の展望などを聞いた。

-事業内容とその特徴についてお聞かせ下さい

弊社は「普段着」に特化したレンタルサービスを日本で初めて開始致しました。

具体的には、お客様が選ぶのではなく、スタイリストがお客様に似合いそうなお洋服を提案させて頂き、コーディネートした3着、プランによっては5着をお届けさせて頂いています。

従来のレンタルサービスは、晴れ着や礼服といった、価格帯が高く使用頻度の低い商品をレンタルすることで、お客様のコストパフォーマンスを改善するビジネスモデルでした。弊社はそこに、「スタイリストがコーディネートする」サービスを付加することによって、お客様が新しいファッションに出会えるようにしました。

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