レポート

2022年度の設備投資に関する道内企業の意識調査

設備投資計画がある企業は56.1%、前年度から微増にとどまる ~ デジタル投資が進む一方、円安・原料高でためらいも ~

はじめに

帝国データバンクの試算1によると、2022年度の実質民間企業設備投資額は87.0兆円となり、依然として新型コロナウイルス感染拡大前(2019年度、90.8兆円)を下回るものの、2年連続での増加が見込まれる。しかし、ウクライナ情勢や新型コロナウイルス等による不透明感の高まり、原材料の価格高騰や供給制約、また足元で急速に進行する円安の影響など、国内景気は下振れリスクが大きく、今後の設備投資動向への影響も懸念される。

そこで、帝国データバンク札幌支店は2022年度の設備投資に関する道内企業の意識調査を実施した。本調査は、TDB景気動向調査2022年4月調査とともに行った。

■調査期間は2022年4月15日~4月30日、調査対象は道内1,100社で、有効回答企業数は558社(回答率50.7%)

1 TDBマクロ経済予測モデルでシミュレーションし試算している

調査結果

  1.   2022年度に設備投資を行う予定(計画)が『ある』と回答した企業は56.1%となった。規模別でみると、「大企業」は75.3%で設備投資が『ある』一方、「中小企業」は52.5%、「小規模企業」は42.4%にとどまる。また、2022年度の設備投資予定額は平均1億1,418万円(2021年度は1億833万円)となった
  2.   設備投資計画の内容(複数回答)では、「設備の代替」(46.3%)がトップ。以下、「既存設備の維持・補修」(38.7%)、「省力化・合理化」(23.0%)、「情報化(IT化)関連」(19.5%)が続いた。特に、「情報化(IT化)関連」と、「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」のいずれかを選択した企業は36.4%となった
  3.   設備投資を行わない理由では、「先行きが見通せない」(53.0%)がトップ。以下、「現状で設備は適正水準である」(24.0%)、「投資に見合う収益を確保できない」(22.0%)、「借り入れ負担が大きい」(15.0%)、「原材料価格の高騰」(15.0%)が続く
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