レポート【インバウンドビジネス2020】

広がるインバウンドビジネス、成長のカギと課題

2019/12/28

2019年に日本で開催されたラグビーW杯では、全国各地の試合会場に世界中からラグビーファン が訪れ湧いた。前年の2018年には訪日外国人客数(インバウンド)が3,000万人を突破し、海外か らの旅行者の姿は日常の風景となっている。

「爆買い」に代表されるインバウンド需要は、流通や宿泊 をはじめとして様々な分野の企業業績に恩恵をもたらし、新たなビジネスチャンスも生み出している。

2020年には東京五輪、2025年には、大阪で55年ぶりの開催となる「大阪万博」も予定されて いる。政府は訪日外国人旅行者数の目標を、2020年4,000万人、2030年6,000万人と設定し、 地方への誘客や消費拡大を推進している。この機会をビジネスチャンスととらえ、生かすためにはど のように取り組めばいいのか。

数字でみるインバウンドの動向、中国から訪問者が急増

近年のインバウンド動向を、観光庁の「訪日外国人消費動向調査」の数字で見ていこう。

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