レポートTDB景気動向調査2025年02月(東北ブロック・宮城県)

2025/03/05
景気動向  アンケート

景気DI

前月比

今月の特徴

37.1

-1.3

2カ月連続の悪化

概況

景気DI(37.1)は前月比1.3ポイント減少し、2カ月連続で悪化した。『運輸・倉庫』はガソリンの補助金縮小による影響が続き、前々月から10ポイント以上減少、6業界で前月比悪化した。さらに大企業と中小企業間の格差はコロナ禍以降最大の11.2となっている。総務省の発表によると2024年の宮城県は転出者数が転入者数を上回る転出超過で、転出超過数は前年から拡大している。人手不足をはじめ、中小企業を取り巻く環境は厳しさを増しているため、景気動向の大幅な改善には一定の時間を要するだろう。

景気DI

景気DI(37.1)は前月比1.3ポイント減少した。『全国』(43.5)との比較では6.4ポイント下回り、格差は1.2ポイント拡大、2カ月連続で40台を下回った。都道府県別順位は前年同月43位から46位へ下落した。

規模別DI

「大企業」(47.1)は前月比1.6ポイント増加、「中小企業」(35.9)は同1.7ポイント減少し、「大企業」と「中小企業」の格差は11.2ポイントで同3.3ポイント拡大した。

業界別DI

改善は『不動産』『建設』の2業界、悪化は『卸売』『農・林・水産』『運輸・倉庫』『製造』『サービス』『小売』の6業界、横ばいは『金融』など2業界となった。『金融』(50.0)が2カ月連続で最も高く、『小売』(29.8)が最も低かった。

先行き見通しDI

「3カ月後」は39.1(当月比2.0ポイント増)、「6カ月後」は40.3(同3.2ポイント増)、「1年後」は42.0(同4.9ポイント増)となった。前月と比較して「3カ月後」を除く2指標で改善した。

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