レポートTDB景気動向調査2024年4月(四国ブロック・香川県)

景気DI

前月比

今月の特徴

43.7

1.0

2カ月連続で改善

概況

「香川」の景気DIは2カ月連続で改善し、14カ月連続で40台を維持した。企業からは「得意先が設備投資を積極的に行っており、受注は堅調」(卸売)など好況を示す声がある一方、「物価高の影響で品物の売れ行きが悪い」(製造、香川県)、「割引シールが貼られるのを待つ人が多く、定価で買う人が少ないため、利益が残らない」(小売)などの声がある。円安による物価上昇や賃上げなどによる収益悪化を危惧する声が依然として多く、今しばらくは一進一退での推移が予想される。

景気DI

主要7業界では、『不動産』『製造』『卸売』『サービス』が改善、『建設』『小売』が悪化、『運輸・倉庫』は横ばい。『不動産』が前月を10.0ポイント上回り、2019年5月(58.3)以来4年11カ月ぶりの50台となった一方、『小売』『運輸・倉庫』は40割れとなるなど業界間の格差が窺える。

規模別DI

「大企業」は前月比2.2ポイント増の45.7で2カ月ぶりの改善、「中小企業」は同0.9ポイント増の43.3で2カ月連続の改善、うち「小規模企業」は前月と同数の44.4となった。「大企業」の改善幅が大きく、3カ月連続で「大企業」が「中小企業」を上回ったほか、格差は2.4ポイントに拡大した。

業界別DI

主要7業界では、『不動産』『製造』『卸売』『サービス』が改善、『建設』『小売』が悪化、『運輸・倉庫』は横ばい。『不動産』が前月を10.0ポイント上回り、2019年5月(58.3)以来4年11カ月ぶりの50台となった一方、『小売』『運輸・倉庫』は40割れとなるなど業界間の格差が窺える。

先行き見通しDI

「3カ月後」は44.6(前月43.6)、「6カ月後」は45.3(同45.3)、「1年後」は46.0(同46.3)で、「3カ月後」は3カ月ぶりに改善、「6カ月後」は前月と同数、「1年後」は3カ月連続で悪化した。ただ、前年同月比では14カ月連続で3指標が揃って改善しており、先行きに対する期待感が続く。

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