レポート特別企画 : 京都府の中国進出企業の実態調査

京都府の中国進出企業は319社 ~ 円安や中国経済減速で前回調査から29社減少 ~

2015/06/29
海外

はじめに

6月3日、LIXILグループ(東証1部上場)は、中国で事業を展開する連結子会社の破産に伴い、最大662億円の損失が発生する可能性があると発表した。中国経済の急減速をきっかけに中国進出企業の損失などが目立ちはじめた。改めて「チャイナリスク」が意識されるようになり、中国へ進出する日本企業への影響が注目されている。

帝国データバンクは、自社データベース・信用調査報告書ファイル「CCR」(170万社収録)をもとに抽出した企画商品「ATTACKデータ(海外進出企業)」の中から、中国進出が判明している京都府の企業について、都道府県別、業種別、年売上高規模別、年売上高動向について分析を行った。

なお、同様の調査は全国企業においては6月8日に発表しており、2012年9月26日に続き3回目となるが、京都府内の企業においては今回が初めて。

調査結果

  1. 中国に進出する日本企業は、2015年5月末時点で1万3256社判明。トップは「東京都」の4512社。47都道府県中、40都道府県で前回調査時点より社数が減少。「京都府」は319社(前回調査の348社から29社減少)で全国8位。
  2. 業種別では、「製造業」が178社でトップ。「その他」を除く、7業種中5業種で減少となった
  3. 年売上高規模別では、「10億円~100億円未満」が144社と最も多く、年売上高10億円未満では前回調査に比べて減少しており、小規模企業における中国進出の厳しさがうかがえる
  4. 中国進出企業の年売上高合計の推移を見ると、2012年度、2013年度と2期連続で増加している
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