レポート青森県平均借入金利動向調査（2022年度）

はじめに

日本銀行による量的緩和、マイナス金利政策の継続により、企業の平均借入金利は低水準で推移している。近時は物価と賃金の上昇が認められるなか、マイナス金利政策の解除観測が高まり、いよいよ「金利のある世界」を迎えようとしている。
こうした情勢を踏まえ、帝国データバンク青森支店では、保有する企業データベースより分析可能な県内の約2,000社を抽出、2006年度～2022年度の企業の平均借入金利※を算出し、集計した。

■非営利・特殊法人等を除く県内企業の2006～2022年度の財務データを集計
■平均借入金利は、有利子負債（銀行等、保険、ノンバンク、個人借入等を含む借入金、社債、CP等を含む総額）に対する支払利息の割合
■本レポートでは、平均値にトリム平均を用いている。全体の最大値および最小値から合計10％分のデータを除き、平均を算出

調査結果

1. 平均借入金利は1％を下回る低水準、新型コロナ関連融資の影響続く
2. 2023年度以降は上昇へ