レポート【データサイエンスと人材育成】データサイエンティスト協会

ビジネス、ITの両方に精通した人材育成が急務

2019/07/02
雇用・人材  IT・DX  IT・DX  インタビュー

デジタル化の進展とともに膨大なデータが蓄積されるようになり、社会やビジネスにおける「ビッグデータ」の活用が注目を集めている。膨大なデータから新たな価値を生み出すための人材として期待されているのがデータ分析・活用のプロフェッショナル「データサイエンティスト」である。

ビッグデータ黎明期の2004年に起業し、データ分析のリーディングカンパニーに成長したブレインパッド(東証1部)を率いる傍ら、一般社団法人データサイエンティスト協会の代表理事をつとめる草野 隆史氏に、データサイエンティストをめぐる現状を聞いた。

ーなぜ「データサイエンティスト協会」を設立されたのですか

ビッグデータブームともいえる中で、データ分析に携わる者として2つの点で危機感がありました。ひとつは「データサイエンティスト」の職能やスキルがあいまいで明確な定義がなかった点です。

求人側が期待する役割と、知識やスキルレベルが異なる人材との間で、結果としてミスマッチが頻発し、職種として健全に発展しない恐れがありました。

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