レポートTDB景気動向調査2025年02月(四国ブロック・徳島県)

2025/03/05
景気動向  アンケート

景気DI

前月比

今月の特徴

36.9

1.2

2カ月連続で改善

概況

「徳島」の景気DIは、2カ月連続で改善したものの、12カ月連続で40を下回る低水準が続いた。先行き見通しDIも、「3カ月後」「6カ月後」「1年後」の3指標がいずれも40を下回り、本格的な改善とは言えない状況である。企業からは、「ロシア情勢の影響で欧州を中心に世界的なマーケットの縮小がみられる」(繊維卸)、「節約志向による買い控えがみられる」(各種卸)、「中小企業の賃金が上がらず、可処分所得が低い社員が増加している」(家電小売)といった後ろ向きな声が多い。徳島県の景況感は、当面厳しい局面が続きそうだ。

景気DI

「徳島」の景気DIは前月比1.2ポイント増の36.9となり、2カ月連続で改善した。前年同月との比較では4.4ポイント減となり、こちらは10カ月連続の悪化となった。『全国』(43.5)との比較では6.6ポイント低く、『全国』を下回るのは38カ月連続となった。都道府県別の順位は47位(前月47位)だった。

規模別DI

「大企業」(53.3)は前月比20.0ポイント増で4カ月ぶりの改善。「中小企業」(35.6)は同0.2ポイント減で2カ月ぶりの悪化、「小規模企業」(31.5)は同0.7ポイント減で同じく2カ月ぶりの悪化となった。「大企業」が50以上となるのは4カ月ぶり。中小企業が40を下回るのは12カ月連続。

業界別DI

『建設』『不動産』『製造』『卸売』『サービス』が改善、『小売』が悪化となった。『建設』(39.4)と『サービス』(42.6)は2カ月ぶり、『製造』(38.5)と『卸売』(36.8)は3カ月ぶり、『不動産』(22.2)は6カ月ぶりの改善となった。『小売』(30.3)は2カ月ぶりに悪化した。

先行き見通しDI

「3カ月後」は37.9(前月比1.0ポイント増)、「6カ月後」は37.4(同横ばい)、「1年後」は38.8(同横ばい)となった。「3カ月後」は2カ月連続の改善となった。一方、40を越えた指標はなく、3指標が揃って40を下回るのは4カ月連続となった。

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