レポート

特別企画 :TPPに関する企業の意識調査(新潟県)

企業の65.0%が日本に必要と認識 ~ TPP協定への対応、現時点では「検討していない」企業が多数 ~

はじめに

2016年2月4日、TPP(環太平洋パートナーシップ)協定の署名式が行われた。高い水準の自由化と高度なルールを、世界のGDPの約4割を占める12カ国が約束したことで、関税等の大幅な削減・撤廃が行われ、域内全域に共通のルールが適用されることとなる。域内市場の一体化が進み、ヒト、モノ、資本、情報が活発に行き交うことで、日本経済の活性化につながると期待されている。他方、農産物などにおいては、関税撤廃などによる国内生産者への影響が懸念されるほか、金融や社会保障分野におけるルールも課題に挙げられる。

帝国データバンクは、TPPに関する企業の見解について調査を実施した(当レポートは新潟県分)。なお、TPPに関する調査は2010年12月調査以来2回目。

■調査期間は2015年12月15日~2016年1月5日、調査対象は新潟県450社で、有効回答企業数は263社(回答率58.4%)。
■本調査における詳細データは景気動向調査専用HP(https://www.tdb-di.com/)に掲載している

調査結果

  1. TPP協定、企業の65.0%が日本にとって「必要」と回答。自社の属する業界では30.0%が「必要」と考えているが、5年前(36.7%)と比べると減少
  2. 自社への影響は「プラスの影響」(14.1%)が「マイナスの影響」(6.1%)を上回ったが、「分からない」が4割強となり、自社への影響を捉えきれていない企業は多い
  3. 想定される具体的影響は、プラス面では「原材料コストの低下」(41.5%)が、マイナス面では「販売価格の低下」(37.7%)がそれぞれトップ
  4. TPP協定への対応、企業の85.6%が「検討していない」。「すでに検討した」と回答したのは「農・林・水産」の企業のみ
  5. 対応を検討している企業のうち、50.0%の企業が「TPP関連情報の収集」を検討。「売り上げや収益への影響分析」「海外販路の開発・拡大の方法」も4割となった
詳細はPDFをご確認ください

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