レポート新潟県内企業のメーンバンク調査(第9回)

第四銀行がシェア35.84%で9年連続首位 ~ 北越銀行はシェア20%をさらに拡大 ~

はじめに

2017年も引き続き、地方銀行の大型再編が注目された1年だった。2月には三重県を経営地盤とする第三銀行と三重銀行が経営統合を発表。3月には近畿で関西アーバン銀行・近畿大阪銀行・みなと銀行の3行が、そして4月には新潟県を経営地盤とする第四銀行と北越銀行の2行がそれぞれ経営統合することを発表した

北海道拓殖銀行の経営破たん以降、金融機関同士の経営統合・再編は大手銀行が中心となって 行われてきた。しかし、近年は日本銀行のマイナス金利政策による貸出金利低下や人口減少のほか、フィンテック等の技術革新を通じた異業種の金融分野進出などにより、経営環境が大きく変わりつつある。

帝国データバンク新潟支店では、2017年10月末時点の企業概要データベース「COSMOS2」(約147万社収録、特殊法人・個人事業主含む)に収録されている企業がメーンバンクと認識している金融機関について抽出し、集計・分析した。なお、同調査は2016年12月に続き9回目。

■本調査は帝国データバンクが独自に調査・保有している企業概要データベース「COSMOS2」に収録されている企業のデータであるため、各金融機関がメーンと認識している実数とは異なる場合がある。また、一企業に複数のメーンがあるケースでは、企業が最上位と認識している金融機関をメーンバンクとして集計した

調査結果

  1. 第四銀行がシェア35.84%で9年連続トップ。2位の北越銀行は前回から0.22%シェアを拡大。上位20行は前回調査から順位変動なし
  2. 業種別では、全ての業種で1位・第四銀行、2位・北越銀行、3位・大光銀行の順。前回調査時に6業種でシェアを伸ばした北越銀行は、今回も5業種でシェアを伸ばした
  3. 売上規模別においても、第四銀行、北越銀行、大光銀行が上位を占める。第四銀行は、売上規模が大きくなるほどシェアが高くなる傾向に
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