調査結果
- 2020年の新型コロナウイルスの影響を受けた群馬県内の倒産(法的整理・事業停止、負債1000万円未満・個人事業者含む)件数は15件となり、負債総額は100億円を突破した。新型コロナウイルスは、従前からの業績不振企業に対する倒産のトリガーとなる形で、県内の企業にも影響を及ぼしている。倒産の態様別では、法的整理が12件(全て破産)、事業停止が3件となった
- 月別発生件数は、1月~3月0件、4月2件、5月0件、6月2件、7月2件、8月2件、9月0件、10月4件、11月0件、12月3件となった(事業を停止していた企業が法的整理に移行した場合、法的整理日でカウント)
- 15社の負債総額合計は103億5000万円となり、1社あたりの平均負債額は6億9000万円。負債額別では1億円~5億円未満が6件と全体の40%を占めており、最多であった。10億円以上の大型倒産は(有)有楽商事(パチンコホール経営)と(株)綜合プランニング(不動産賃貸)の2社となった
- 業界別では『製造』『卸売』『サービス』が各4件、『小売』が3件であった
- 地域別では「前橋市」「高崎市」が各3件、「太田市」「沼田市」が各2件、それ以外の5市は各1件となった
- 群馬県内の新型コロナウイルス関連倒産は3月以降で月平均1.5件となっている。政府や自治体の経済対策、金融機関の支援などにより、新型コロナウイルス関連倒産の発生件数は抑制されている。しかし、群馬県内企業の79%が新型コロナウイルスの感染が自社の業績に「マイナスの影響がある」としているほか、 緊急事態宣言が本日再発出される見通しであるなど、今後倒産が増加していく可能性もあり、倒産動向を注視していく必要があろう
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