はじめに
BRICsの一員として、2000 年代に入り短期間で高い経済成長を成し遂げたブラジル。本日開幕した「2014 FIFA ワールドカップTM ブラジル大会」のほか、2016 年には「リオデジャネイロ五輪」の開催も控えており、これら2 大スポーツイベントの経済効果による同国のさらなる発展が期待されている。
帝国データバンクでは、信用調査報告書ファイル「CCR」(160 万社収録)および公開情報などをもとに、2014 年4 月末時点で現地企業への出資、現地法人の設立、駐在所の設置などを通じて、ブラジルに進出していることが判明した日本企業を抽出・集計した。
調査結果
1. ブラジルに進出している日本企業は、443 社判明した。業種別に見ると、最も多かったのは「製造業」の263 社(構成比59.4%)で、全体の約6 割を占めた。業種細分類では、持株会社などの「投資業」(28 社、同6.3%)がトップとなった
2. 年商規模別では「1000 億円以上」が178 社(構成比40.2%)となるなど、年商規模が大きいほど進出企業数が多かった。また、上場企業が247 社(同55.8%)と過半数を占め、総じて業界上位企業が目立つ一方、中小企業は150 社(同33.9%)と全体の3 分の1 にとどまった
3. 都道府県別では、「東京都」が214 社(構成比48.3%)でトップ。総じて、上場企業や大企業の集まる都市圏に集中している

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