大和証券は国内を代表する総合証券会社として、毎年多くの企業の株式公開支援を行っている。全国の拠点における対面でのコンサルティング業務のほか、国内最大級のコンタクトセンターやオンライン証券取引サービスなど複数のチャネルを活用し、差別化された質の高いサービスを提供している。IPO支援で重視する点や今後のIPOマーケットの展望について、同社の公開引受部長 松下 健哉氏に話を伺った。
ー2016年のIPOマーケットについてどのような感想をお持ちですか
2016年は情報通信系企業に偏ることなく、サービス業など多岐にわたり、幅広い業種へ広がりがみられました。投資家からの高評価を得て1社がIPOに成功することで、次の企業にも波及し、好循環が形成された事も大きな要因です。「LINE」や「九州旅客鉄道」など話題性のある大型案件がみられたほか、良好な株式市況を背景に、首都圏以外の地方有力企業の上場も目立ちました。