レポート

TDB景気動向調査2024年12月(北陸ブロック・福井県)

景気DI

前月比

今月の特徴

42.3

-0.9

2カ月ぶりに悪化

概況

ガスや石油製品等の燃料費の高止まりがメーカーや運送業者を直撃しているうえ、中国経済の低迷も景況感を押し下げた要因であろう。福井県は眼鏡や繊維、機械の産地で、多くの企業が中国に進出しているうえ、中国企業との取引も多く、同国の影響度は北陸地区で最大である。企業からは「国内流通は仕事が増えているが輸出案件は減少」、「多くの地域の景気減速と在庫調整により受注減」(いずれも製造)等の声が聞かれる。先行きは観光地が閑散期に入ることもあり、当面の景況感は一進一退が続くとみる。

景気DI

「福井」(42.3)は前月比0.9ポイント減と2カ月ぶりに悪化。クリスマスイベントや年末商戦のプラス材料よりも、資材高を背景に住宅着工件数の減少に悩む『建設』 、価格転嫁に喘ぐ 『卸売』 、燃料費の高止まりが続く 『運輸・倉庫』が全体の景況感を押し下げた。1年前の2023年12月の43.2を下回り、全国順位は29位へとダウン。

規模別DI

「大企業」46.1(前月比2.9ポイント減)、「中小企業」41.6(同0.5ポイント減)、「小規模企業」45.6(同0.8ポイント増)となり、大企業と中小企業がいずれも悪化。年末の繁忙期を迎えたものの、大企業は為替や資材高が影響し、2024年2月の3.1ポイント減に次ぐ下落幅を示した。

業界別DI

節約志向に悩まされながらもクリスマスイベントや年末商戦を背景に『小売』『製造』が2カ月連続改善したうえ、8カ月連続でDI50台を維持する『サービス』が全体を牽引した。半面、新幹線特需の終了や資材高を背景に住宅着工件数の減少に悩む『建設』 、価格転嫁に喘ぐ 『卸売』 、燃料費の高止まりが続く 『運輸・倉庫』が悪化。

先行き見通しDI

「3カ月後」42.7、「6カ月後」43.2、「1年後」43.9と月日の経過とともに着実に景況感は改善するとみている。「3指標すべてが先に行くほど改善する見通し」は4カ月連続で、2024年5月以降DI30台が続く『製造』でさえ、6カ月後には40台に回復するとみている。

「北陸ブロック・福井県(2024年12月)」の詳細