景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
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41.2 | 0.1 | 2カ月連続でやや改善 |
概況
景気DIは、『全国』が前月比0.1ポイントとわずかに改善したものの、『東北』は同0.5ポイント悪化した。『東北』では、本県と「宮城」の2県が改善、残り4県が悪化した。県内の建設業界では官公庁発注工事が少なくなっているとの声が多いほか、人件費の負担が大きく収益が悪化している企業も少なくない。海外に目を向けるとトランプ大統領の就任後の政策が、今後の日本経済にどのような影響を与えるか不安視する声もある。いずれにせよ、物価高の影響で個人消費は伸びておらず、当面は一進一退の状況が続くものと思われる。
景気DI
「秋田」の景気DIは41.2と11月を0.1ポイント上回り、2カ月連続でやや改善した。都道府県別順位では前月の第39位から第35位、『東北』6県では前月の第3位から第2位へそれぞれアップした。また、『全国』(44.5)を3.3ポイント下回ったが、『東北』(40.1)を1.1ポイント上回った。
規模別DI
規模別では、「中小企業」(40.8)は1.0ポイントアップしたものの、「大企業」(45.8)が前月比7.9ポイント悪化した。これによって、「大企業」と「中小企業」の格差は前月より縮小した。
業界別DI
業界別では、『建設』『小売』『不動産』の3業界が前月比で悪化したものの、『農・林・水産』『その他』の2業界が横ばい、『製造』『卸売』『サービス』の3業界が前月比で改善した。改善したなかでは、『卸売』(41.2)の前月比6.8ポイント増が目立った。
先行き見通しDI
先行き見通しDIは、「3カ月後」43.0、「6カ月後」42.6、「1年後」43.1と現状より改善するという見方が多いが、依然として低位であり特に明るい材料は見当たらず、先行きは依然として不透明であると言える。