景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
---|---|---|
40.1 | -0.5 | 2カ月ぶりの悪化 |
概況
景気DI(40.1)は2カ月ぶりに僅かに悪化した。4カ月連続で40台を維持し持ち直しつつあるものの、一進一退の不安定な状況が続いている。コメ価格の上昇を背景とした生産者の好調に加え、人材派遣や情報サービスなどの『サービス』が全体を下支えしている一方で、物価高により個人消費は伸び悩み、特に『小売』では影響を大きく受けている。度重なる原材料の値上げから、価格転嫁がしづらくなっているとの声も聞かれるなか、状況が好転する材料も乏しいことから、景況感は引き続き横ばいでの推移が予測されるだろう。
景気DI
景気DI(40.1)は前月比0.5ポイント僅かに減少し、2カ月ぶりに悪化した。『全国』(44.5)との格差は4.4ポイントで同0.6ポイント拡大した。県別では改善2県(「宮城」「秋田」)、悪化4県(「青森」「岩手」「山形」「福島」)となった。
規模別DI
「大企業」(45.0)が前月比0.2ポイント、「中小企業」(39.5)が同0.5ポイントそれぞれ減少した。「大企業」と「中小企業」の格差は5.5ポイントとなり、同0.3ポイント拡大した。
業界別DI
改善が『卸売』『金融』『不動産』の3業界、悪化は『農・林・水産』『運輸・倉庫』『建設』などの7業界となった。『農・林・水産』(50.6)が最も高く、『その他』(31.3)が最も低かった。
先行き見通しDI
「3カ月後」は41.3(当月比1.2ポイント増)、「6カ月後」は41.9(同1.8ポイント増)、「1年後」は42.7(同2.6ポイント増)となり、前月と比較して3指標全てで悪化した。
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