景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
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45.6 | ▲ 2.1 | 2カ月連続で悪化 |
概況
「京都」の景気DIは2カ月連続で悪化。『建設』『不動産』『製造』『卸売』『サービス』が悪化した。『不動産』はホテル需要などを背景に底堅い推移となっているが、一時期の過熱感が落ち着き65を下回った。先行き見通しDIは、人手不足や原材料・資材の高騰、消費税増税による反動減などが懸念され、3指標で悪化。インバウンド需要は好調であるが、米中貿易摩擦などの影響から中国を中心に設備投資需要が低下し半導体関連など調整局面にあるとみられ、当面は一進一退の推移が見込まれる。
景気DI
「京都」の景気DIは前月比2.1ポイント減の45.6となり、2カ月連続で悪化し、9カ月連続で50を下回った。また『全国』(48.1)より2.5ポイント低く、9カ月連続で全国を下回った。都道府県別順位では30位(前月29位)となった。
規模別DI
「大企業」は45.4、「中小企業」は45.7、「小規模企業」も51.1と、いずれも2カ月連続で悪化した。「大企業」と「中小企業」の規模間格差は▲0.3ポイント(前月▲1.2ポイント)となり、4カ月連続で「中小企業」が「大企業」を上回った。
業界別DI
9業界中2業界で改善したものの、『建設』(57.4、前月59.4)、『不動産』(62.5、同66.7)、『製造』(45.8、同50.0)、『卸売』(37.6、同40.8)、『サービス』(49.4、同50.0)の5業界が悪化。『製造』は3カ月ぶりに50を下回った。
先行き見通しDI
3カ月後46.3(前月48.2)、6カ月後45.0(同47.2)、1年後42.7(同44.7)となり3指標で悪化。『小売』が3指標で改善したが、『建設』『製造』『卸売』が3指標、『不動産』『サービス』は2指標で悪化。規模別では「大企業」が2指標で悪化、「中小企業」は3指標で悪化した。