レポートTDB景気動向調査2024年4月(四国ブロック・高知県)

景気DI

前月比

今月の特徴

37.6

▲ 3.7

2カ月ぶりに悪化

概況

「高知」の景気DIは、前月比3.7ポイント減の37.6となり、2カ月ぶりに悪化した。「ビジネス出張は堅調なものの、観光旅行の申し込みが大幅減となっている」(運輸・倉庫)とこれまで景況感の回復を牽引してきた観光業界にやや一服感が聞かれるほか、「資材等は納期の長期化が継続し、価格も値上げ傾向が継続」(製造)や「原価や人件費の高騰に対して売上が減少している」(サービス)など、物価高や人件費の上昇が景況感の悪化に繋がっているものとみられる。

景気DI

「高知」の景気DIは、前月比3.7ポイント減の37.6となり、2カ月ぶりに悪化したほか、2カ月ぶりに40を下回った。また『全国』(44.1)を6.5ポイント下回ったほか、『四国』(41.2)を3.6ポイント下回り、全国順位は前月の34位から47位に低下した。

規模別DI

「大企業」は50.0と前月から横ばいとなったのに対して、「中小企業」は37.0と前月から3.8ポイント低下、また「小規模企業」についても31.2と同じく前月から3.8ポイント低下した。「大企業」と「中小企業」の格差は3.8ポイントで、前月(4.0ポイント)から0.2ポイント縮小した。

業界別DI

前月と比較可能な6業界中、「改善」が2業界となったのに対して、「悪化」が4業界となった。業界別にみると、『建設』『運輸・倉庫』が前月から改善した一方で、『製造』『小売』『卸売』『サービス』が各々前月から悪化した。

先行き見通しDI

「3カ月後」は40.2(前月42.3)と前月を下回ったほか、「6カ月後」も38.5(前月42.6)と同じく前月を下回り、また「1年後」についても38.2(前月42.9)と前月を下回るなど、何れも前月を下回ることとなった。

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