レポート

TDB景気動向調査2023年12月(北陸ブロック・福井県)

景気DI

前月比

今月の特徴

43.2

▲ 0.2

2カ月連続悪化

概況

2019年以来4年ぶりの行動制限のない年末商戦を迎え、『小売』『サービス』等の景況感が改善。反面原材料やエネルギーの高止まりに喘ぐ『製造』のみが全業界で3カ月連続悪化し「ものづくり福井」の特性を反映。また景気判断の分かれ目となるDI50を唯一クリアしていた『建設』が建物への投資案件の低迷や外注費の高止まりによるコスト高で大きく悪化し、全体の景況感を押し下げた。先行きは隣接県で発生した能登半島地震の影響や、物価高による節約志向から消費は伸び悩み、低調な景況感が続くとみる。

景気DI

「福井」(43.2)は前月比0.2ポイント減と2カ月連続悪化。連続悪化は2021年5月以来で、2023年の最低値を記録した8月と並んだ。人流回復を背景に『小売』『サービス』等が改善したものの、10月の最低賃金の引き上げ、燃料・原材料の高止まりが景況感を押し下げた。県別順位は30位(前月27位)。

規模別DI

「大企業」(42.9、前月比0.4ポイント減)、「中小企業」(43.2、同0.2ポイント減)、「小規模企業」(45.4、同0.3ポイント減)と、2022年8月以来4カ月ぶりに3指標のすべてが悪化。大企業のみが2カ月連続悪化した背景には「得意先の在庫積み増しの一服感」も挙げられよう。

業界別DI

比較可能な8業界中3業界が改善、4業界が悪化。『小売』『サービス』等は行動制限のない初めてのクリスマス・年末商戦を迎え景況感が改善。『建設』『不動産』は金利高への警戒感から建物への投資が低迷したほか、外注費の高止まりによるコスト高で悪化。原材料・エネルギーの高止まりで『製造』のみが3カ月連続悪化。

先行き見通しDI

3カ月後(44.8、前月比1.6ポイント増)、6カ月後(44.9、同0.6ポイント増)、1年後(45.1、同1.0ポイント減)。北陸新幹線の開業を控え足下の景況感こそ改善見通しだが、効果が薄れる1年後は低迷するとみている。

「北陸ブロック・福井県(2023年12月)」の詳細