レポート社長出身大学分析（神奈川県内企業）

はじめに

国内大学の学生数が年々増加している。文部科学省によると、2017年の大学学生数は289万880人。1990年（213万3362人）と比べると75万7518人の増加で、大学進学率も上昇傾向で推移している。学生数の増加に比例して大卒の社長の数も増加していることが見込まれる。

こうしたなか帝国データバンクは、2018年6月時点の企業概要データベース「COSMOS2」（約147万社収録）から神奈川県内企業（個人、非営利、公益法人等除く）の社長出身大学データを抽出。
1万3,605人の出身大学をランキング形式で集計した。

調査結果

1.   社長の出身大学上位30校を見ると、「日本大学」が1,658人で最多となり、次いで、「東海大学」（721人）、「慶應義塾大学」（705人）、「関東学院大学」（604人）となった
2.   上場企業社長の出身大学では、「慶應義塾大学」が12人で最も多く、次いで「東京大学」（7人）、「日本大学」（6人）の順となった
3.   社長の出身大学を年商規模別に見ると、年商50億円未満では「日本大学」が最多となった一方、年商50億円以上では全てで「慶應義塾大学」がトップとなり、年商規模による違いが見られた
4.   社長の出身大学を男女別に見ると、男性社長では「日本大学」が最多、次いで「東海大学」、「慶應義塾大学」の順にランクイン。他方、女性社長では「外国の大学」が最多で、「日本大学」、「東海大学」と続いた。また、「フェリス女学院大学」などの女子大学も上位に入った