レポート【広がるインバウンドビジネス】フードダイバーシティ(株)

「食の多様性」への対応は自社の成長につながる

2020/01/08
注目企業  インタビュー

訪日外国人客が、日本を訪れる際に最も楽しみにしているのは「日本の食」を体験することと言われる。2020年の東京五輪を控え求められているのが、ムスリム(イスラム教徒)やベジタリアン(菜食主義者)をはじめとする、宗教や主義、体質など様々な事情にもとづく「食の多様性」への対応だ。

そうした日本を訪れるムスリムやベジタリアンなどに向けて飲食店などの情報を提供しているのが、フードダイバーシティ株式会社(東京都台東区)である。同社は、ハラール(イスラム教において食べることが許されている食品)専門のメディアとしてスタートし、現在はハラールに留まらない「食の多様性」に関する情報を発信している。同社代表取締役社長の守護 彰浩 氏に国内企業のハラール対応や訪日外国人客に向けた対応の要点について話を聞いた。

ー起業の経緯をお聞かせください

大学時代、そして社会人になってからの経験が企業のヒントになりました。在学中、周囲に留学生が多く、普段から様々な国籍の学生と交流がありました。学生同士の食事会でも様々な宗教や主義の友人に合わせた対応の必要を感じました。

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