レポートTDB景気動向調査2024年4月(四国ブロック・愛媛県)

景気DI

前月比

今月の特徴

41.2

▲ 0.9

2カ月ぶりに悪化

概況

「愛媛」の景気DIは、改善した前月から一転して0.9ポイント減となり、一進一退の推移が続いている。業界や地域によって差があるものの、不安定な為替動向・原油価格を背景とした原材料・燃料高、人手不足に伴う人件費高騰を訴える声は引き続き多く、先行き指標の動きも前月に比べて低調な動きを見せており、不透明感を感じる向きが多い。今後も一進一退の推移が続くであろう。

景気DI

「愛媛」の景気DIは前月比0.9ポイント減の41.2と2カ月ぶりに悪化したが、14カ月連続で40台を維持した。全国は小幅の悪化となり、県別順位は前月30位から33位に下落した。

規模別DI

「小規模企業」が改善し、3カ月ぶりに全てで40ポイントを上回ったものの、「大企業」「中小企業」が悪化した。特に「大企業」が4.7ポイント減と大幅に下落した。

業界別DI

回答数が10社を超える5業界中4業界が悪化した。2カ月連続で悪化していた『建設』が改善に転じた一方で、『製造』『小売』が2ポイント以上下落し、『卸売』『サービス』は2カ月連続の悪化となった。

先行き見通しDI

「3カ月後」は前月比2.1ポイント減、「6カ月後」は同1.8ポイント減、「1年後」は同3.1ポイント減となった。規模別では「中小企業」「小規模企業」が全てで悪化した。回答数が10社を超える5業界別では『製造』『卸売』『小売』が全ての期間で悪化した。

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