レポート2023年冬季賞与に関する道内企業の動向調査

はじめに

賃上げを実施する企業が広がりを見せてきたなか、それを上回るスピードで物価高が進み、実質賃金は18カ月連続で低下している。2023年は、3年あまり続いた新型コロナ禍が収束し、企業が選ぶ漢字で「変」がトップだった※。生成AIの急速な活用拡大など時代が大きく変わる節目を迎えるなかで、2024年は賃金の動きが最大の焦点になるとみられる。
こうした状況のもと、帝国データバンク札幌支店は、道内企業の2023年冬季賞与の動向について調査を実施した。調査期間は2023年11月16日～30日、調査対象は道内1,139社で、有効回答企業数は520社（回答率45.7％）。

■帝国データバンク「企業が選ぶ今年（2023年）を表す漢字アンケート」（2023年11月28日発表）

調査結果

1.    冬季賞与の1人当たり平均支給額が前年より「増加」する企業は26.2％に上昇
2.    冬季賞与が「増加」する企業の割合、9業界中6業界で高まる