レポートTDB景気動向調査2024年4月(中国ブロック・岡山県)

景気DI

前月比

今月の特徴

42.5

▲ 0.7

2カ月ぶりに悪化、この1年間で最も低く

概況

「岡山」の景気DIは、前月比0.7ポイント減の42.5となり、2カ月ぶりに悪化し、この1年間で最も低くなった。円安がさらに進み、物価上昇の影響により消費者の購買意欲が低下したことなどで『小売』は3カ月ぶりに悪化し、3カ月ぶりに40を下回った。『サービス』も2カ月ぶりに悪化したが、旅行需要の高まりなどで50台を維持した。先行き見通しは、2カ月連続で3指標がそろって悪化したほか、円安の影響による物価高騰や価格転嫁の難航を危惧する声が依然として多く、厳しい見方が強まり、先行きの不透明感は増している。

景気DI

「岡山」の景気DIは、前月比0.7ポイント減の42.5となった。2カ月ぶりに悪化し、この1年間で最も低くなった。前年同月に比べても3.0ポイント低かった。『全国』より1.6ポイント低く、6カ月連続で『全国』を下回った。47都道府県別の順位は前月の20位から27位に後退、中国5県では同率2位となった。

規模別DI

「大企業」は前月比3.3ポイント減の41.1となり3カ月連続で悪化した。「中小企業」は同0.1ポイント減の42.8となり2カ月ぶりに悪化したが、うち「小規模企業」は同2.0ポイント増の40.5となり3カ月ぶりに改善した。「大企業」の悪化幅が大きく、1年9カ月ぶりに「大企業」が「中小企業」を下回った。

業界別DI

9業界中、改善が7業界、悪化が2業界だった。円安がさらに進み、物価上昇の影響により消費者の購買意欲が低下したことなどで『小売』は3カ月ぶりに悪化し、3カ月ぶりに40を下回った。『サービス』も2カ月ぶりに悪化したが、旅行需要の高まりなどで50台を維持した。一方、『建設』『製造』『卸売』は改善した。

先行き見通しDI

「3カ月後」は前月比1.1ポイント減の43.7となり、2カ月連続で悪化した。「6カ月後」は同0.9ポイント減の45.0となり、3カ月連続で悪化した。「1年後」は同1.3ポイント減の45.0となり、2カ月連続で悪化した。3指標とも悪化するのは2カ月連続となり、「3カ月後」は2カ月連続で45を下回った。

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