
Finance&Accounting IR Manager 公認会計士 長野 友樹 氏
IoT市場の拡大が加速するなかで、通信インフラの柔軟性とスピードが企業競争力を左右する時代が到来している。モノとモノがリアルタイムでつながり、データが経営資源としての価値を持つ現代において、IoT社会を支える企業として注目されるのが株式会社ソラコムである。
2024年3月26日、東証グロース市場への新規上場を果たしたソラコムは、IoT通信プラットフォーム「SORACOM」をグローバルに展開し、スタートアップからM&AによりKDDIのグループ企業となり、大企業の傘下に一旦入り成長してから上場する「スイングバイIPO」を実現した。この新たなスキームは、今後のスタートアップ企業のIPO戦略に大きな影響を与える可能性がある。
この記事では、株式会社ソラコムのFinance&Accounting IR Managerである長野友樹氏へのインタビューを通じて、同社の事業内容や特徴、スイングバイIPOまでの道のり、IPO後の課題や今後のビジョンについて詳しく解説する。