レポート【人材活用の専門家に聞く】東京都中小企業振興公社

中小企業だからこそできる経営者のビジョンの浸透を

2016/10/29
雇用・人材  インタビュー

都内中小企業のための総合支援機関である東京都中小企業振興公社。中小企業の経営に関する総合的な相談をワンストップ体制で実施するとともに、相談内容に応じて各支援事業や他の支援機関と効果的に連携して中小企業経営者の課題解決に取り組んでいる。

今回は、人材定着の支援体制について、企業人材支援課長 上原 秀治氏、係長 簑原 修氏に中小企業の人材定着のポイントについて話を聞いた。

ーこれまでの中小企業向け人材定着支援についてお聞かせください

東京都中小企業振興公社(以下、公社)では、中小企業が抱える経営課題の解決にあたり、経営全般(ISO関連、事業承継/再生、IT関連など)から、税務・会計・法律に至るまで、様々な支援メニューを設けて支援しています。

中小企業の人材を取り巻く環境は、人材確保という点で厳しさを増しています。若年人口の減少と景気回復による企業の求人増により、募集しても中小企業には求める人材がなかなか集まりません。人材を確保しづらい環境であるため、現在の従業員を辞めさせないことが重要となっています。

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