レポート

東海4県・最低賃金に関する企業の実態調査(2025年9月)

採用時の最低時給 平均1178円、全国下回る 前年増も賃上げ余力は低下 ~政府目標の2029年までに最低時給1500円、達成可能は4社に1社にとどまる~

SUMMARY

従業員採用時の最低時給は平均1178円となり、前回調査(2024年9月)から9円上昇したが、全国(1205円)を27円下回った。最低賃金の引き上げによる消費効果は半数超の51.0%が「ない」と回答している。増えない可処分所得や年金など将来不安により、最低賃金改定による消費回復を悲観的にみている企業は多く、最低賃金引き上げ以外の政策支援も消費活性化には必要だろう

※株式会社帝国データバンク名古屋支店は、東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)の企業を対象に、最低賃金に関するアンケート調査を実施した。

  • 調査期間:2025年9月16日~9月30日(インターネット調査)
  • 調査対象:東海4県に本社を置く2821社、有効回答企業数は1155社(回答率40.9%)

         全国は2万5546社、有効回答企業数は1万554社(回答率41.3%)

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20251203_東海4県・最低賃金に関する企業の実態調査(2025年9月)

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