レポート

栃木県・「倒産リスク」分析調査(2025年上半期)

県内企業の14.0%が倒産リスクに直面、出現率は全国第2位 ~『製造業』で865社、『建設業』では709社が高リスク企業~

SUMMARY

企業が1年以内に倒産する確率を10段階のグレードで表す指標「倒産予測値」 (※)が算出可能な栃木県内企業21,673社のうち、2025年6月時点で高リスク企業(グレード8~10)は全体の14.0%にあたる3,040社となった。この出現率は全国第2位に位置し、県内企業は極めて深刻な状況にあると判断できる。2024年12月と比較すると61社増加し、増加傾向にあり、業種別にみると『製造業』865社や『建設業』709社など高リスク企業が蔓延している。ただし、『小売業』や『運輸・通信業』では高リスク企業は減少している傾向もあり、濃淡も鮮明のようだ。特に、売上高「1億円未満」や従業員数「5人未満」といった企業に高リスク企業は集中していることも分かり、改めて取引先管理やリスクヘッジの見直しが重要性を帯びてくる。

※倒産予測値とは

  • 倒産予測値とは今後1年以内に倒産する確率を個別企業ごとに算出したリスク指標
  • 現地現認の信用調査と、独自のネットワークによる変動情報などを集積した帝国データバンクが保有するビッグデータから、倒産に関係が深い要素だけに焦点を当て、独自の統計モデルにより算出
  • 個別企業ごとに予測したリスク指標をG1~G10の10段階のグレードに設定しており、G1が最も倒産リスクが低く、G10が最もリスクが高いグレードとなっていてグレードが高いほど実際に倒産が発生している

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20251017_栃木県・「倒産リスク」分析調査(2025年上半期)

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