レポート

神奈川県・価格転嫁に関する実態調査(2025年7月)

価格転嫁率37.7%、コスト上昇に追いつかず 2調査連続で4割を下回る ~転嫁状況は頭打ちの可能性 度重なる値上げ躊躇し、コスト反映を断念~

SUMMARY

今回の調査によると、企業がコスト上昇をどの程度販売価格に上乗せできたかを示す価格転嫁率は37.7%だった。前回(2025年2月)から0.9ポイント低下し、2調査(2025年7月、2025年2月)連続で低下、4割を下回った。定量的な説明が難しい人件費などの上昇分に対する転嫁が難航していることに加え、川下産業を中心に度重なる値上げに対する抵抗感からさらなる価格転嫁に踏み切れずにいることが考えられる。価格転嫁の推進のため、企業も消費者も値上げを許容できる環境の醸成が不可欠である。

※株式会社帝国データバンク横浜支店は、「価格転嫁」に関するアンケート調査を実施した。なお、価格転嫁に関する実態調査は、前回2025年2月に実施し、今回で6回目。

  • 調査期間:2025年7月17日~7月31日(インターネット調査)
  • 調査対象:神奈川県1,251社、有効回答企業数は528社(回答率42.2%)

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20250925_神奈川県・価格転嫁に関する実態調査(2025年7月)

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