レポート山形県・「倒産リスク」分析調査(2025年上半期)

1442社が倒産リスクに直面 市場淘汰が進むも、小規模事業者のリスク顕在化 ~『製造業』の高リスク企業、半年間で102社増加~

SUMMARY

企業が1年以内に倒産する確率を10段階のグレードで表す指標「倒産予測値」 (※)が算出可能な山形県内16074社のうち、2025年6月時点で高リスク企業(グレード8~10)は全体の9.0%にあたる1,442社となった。2024年12月と比較すると26社増加した。業種別にみると『製造業』は2024年12月から高リスク企業が大きく増加する一方、『小売業』は減少している。高リスク企業の市場からの退場と、厳しい経営環境に対応できない企業のリスク顕在化が進んでいる。企業はコスト構造見直しや価格転嫁、IT活用による生産性向上、人材投資などの取り組みや早期の事業再生支援、専門家活用が持続的な経営の鍵となる。

※倒産予測値とは

  • 倒産予測値とは今後1年以内に倒産する確率を個別企業ごとに算出したリスク指標
  • 現地現認の信用調査と、独自のネットワークによる変動情報などを集積した帝国データバンクが保有するビッグデータから、倒産に関係が深い要素だけに焦点を当て、独自の統計モデルにより算出
  • 個別企業ごとに予測したリスク指標をG1~G10の10段階のグレードに設定しており、G1が最も倒産リスクが低く、G10が最もリスクが高いグレードとなっていてグレードが高いほど実際に倒産が発生している

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20250904_山形県・「倒産リスク」分析調査(2025年上半期)

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