レポート北海道・「倒産リスク」分析調査(2025年上半期)

5,814社が倒産リスクに直面 市場淘汰が進むも、小規模事業者のリスク顕在化 ~半年間で『製造業』191社、『建設業』75社 高リスク企業が増加~

SUMMARY

企業が1年以内に倒産する確率を10段階のグレードで表す指標「倒産予測値」 (※)が算出可能な道内企業6万8,555社のうち、2025年6月時点で高リスク企業(グレード8~10)は全体の8.5%にあたる5,814社となった。2024年12月と比較すると15社減少した。業種別にみると『製造業』と『建設業』は半年前から高リスク企業が増加する一方、『小売業』や『運輸・通信業』は大幅に減少している。高リスク企業の市場からの退場と、厳しい経営環境に対応できない企業のリスク顕在化が進んでいる。企業はコスト構造見直しや価格転嫁、IT活用による生産性向上、人材投資などの取り組みや早期の事業再生支援や専門家活用が持続的な経営の鍵となる。

※倒産予測値とは

  • 倒産予測値とは今後1年以内に倒産する確率を個別企業ごとに算出したリスク指標
  • 現地現認の信用調査と、独自のネットワークによる変動情報などを集積した帝国データバンクが保有するビッグデータから、倒産に関係が深い要素だけに焦点を当て、独自の統計モデルにより算出
  • 個別企業ごとに予測したリスク指標をG1~G10の10段階のグレードに設定しており、G1が最も倒産リスクが低く、G10が最もリスクが高いグレードとなっていてグレードが高いほど実際に倒産が発生している

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20250826_北海道・「倒産リスク」分析調査(2025年上半期)

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