レポート中国地方・企業の想定為替レートに関する動向調査（2025年度）

SUMMARY

中国地方の企業における2025年度の想定為替レートは平均138円47銭となった。前回調査の2024年度（137円60銭）と比べて、大きな変動はないことが分かった。分布状況では、「141円～145円」が構成比26.9％を占めて最も高かった。業種別では、「サービス」が142円94銭で最も円安水準を見込んでいる。直近では143円前後で推移し、実勢レートと想定為替レートの差は縮小しつつあるが、実勢レートとの乖離による輸出入を通じた企業収益の悪化を招くリスクを引き続き注視する必要がある。

※帝国データバンクでは、企業の設定（想定）為替レートについて調査を実施し、広島支店で中国地方に本社を置く企業の結果を集計・分析した。

• 調査期間は2025年5月19日～5月31日（インターネット調査）
• 調査対象は中国地方2053社で、有効回答企業数は716社（回答率34.9％）。分析対象は、このうち想定為替レートを設定している134社

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