いわゆる「団塊の世代」の多くが75歳以上の後期高齢者となる今年は、高齢化が更に進むことによる様々な課題が表面化する懸念を受け、「2025年問題」の年といわれている。
帝国データバンク千葉支店が実施した調査では、2024年における千葉県内企業の後継者不在率は過去最低の42.2%となった。円滑な事業承継には中長期的な準備期間が必要であるが、足元では社長の高齢化に歯止めがかからない状態が続いており、事業承継中に発生した想定外の事態などで事業継続に影響を及ぼすケースもみられる。そこで、2024年12月時点における社長年齢に関する調査を実施。全国調査分から千葉県内に本社を置く企業を集計・分析した。
※本調査では、企業概要ファイル「COSMOS2」(約148万社収録)から2024年12月時点における企業の社長データ(個人、非営利、公益法人等除く)を抽出し、集計・分析した。
調査結果(要旨)
- 2024年時点における千葉県内企業の社長の平均年齢は61.2歳。前年を0.2歳上回り過去最高を更新。社長が交代した企業の割合は3.34%で前年と同水準
- 年代別構成比をみると、「50歳以上」の社長は83.2%へ上昇、「40歳未満」の社長は2.9%にとどまる
- 業種別では、「不動産」が63.8歳で最も高く、「製造」、「卸売」、「小売」と続く
- 都道府県別でみると、秋田県と岩手県が62.6歳でトップ
- 交代した社長の就任経緯は「同族継承」が46.2%でトップ、内部昇格が31.5%で続く
詳細は以下のPDFをご覧ください
20250425_千葉県内企業の社長年齢分析調査(2024年)

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